●大祓詞(おおはらえのことば)●

『大祓詞(おおはらえことば)』は、六月と十二月の末日に、京(京都御所)の朱雀門で行われる国家的な神道儀式で、半年の罪や穢(けがれ)を祓い除く儀式として『延喜式祝詞 大祓詞(おおはらえのことば)』を全国一斉に奏上する。

高天原たかまのはら神留かむづまり 皇親神漏岐神漏美すめらがむつかむろぎかむろみ命以みこともち 八百萬神等やおよろづのかみたち神集かむつどへにつど給ひたまい 神議かむはかりにはか給ひたまい 皇御孫命すめみまのみこと 豊葦原瑞穂国とよあしはらのみづほのくに 安国やすくにたいらけくろしせと 事依ことよさしまつりき さしまつりし国中くぬち 荒振あらぶ神等かみたちをば 神問かむとはしに問はとわ賜ひたまい 神掃ひかむはらい掃ひはらい賜ひたまい 言問ひこととい 磐根いわね木根立きねた くさ片葉かきはをも事止ことやめて あめ磐座放いわくらはな あめ八重雲やえぐも 伊頭いづ千別ちわき千別ちわき 天降あまくださしまつりき さしまつりし四方よも国中くになか 大倭日高見国おおやまとひだかみのくに安国やすくにさだまつりて 下津磐根したついわね宮柱太敷みやばしらふとし 高天原たかまのはら千木高知ちぎたかしりて 皇御孫命すめみまのみことみづ御殿仕みあらかつかまつりて あめ御蔭みかげ 御蔭みかげかくして 安国やすくにたいらけくろしさむ

国中くぬちでむあめ益人等ますひとら あやまをかしけむ種種くさぐさ罪事つみごと あまつみ くにつみ 許許太久ここだく罪出つみいで でばあま宮事以みやごともちて あま金木かなぎ本打もとう末打すえうちて 千座ちくら置座おきくららはして あま菅麻すがそ本刈もとか 末刈すえかりて 八針やはりきて あま祝詞のりと太祝詞事ふとのりとごと

らば あめかみあめ磐戸いわとひらきて あま八重雲やえぐも伊頭いつ千別ちわきに千別ちわきて こしさむ くにかみ高山たかやますえ 短山ひきやますえのぼして 高山たかやま伊褒理いぼり 短山ひきやま伊褒理いぼりけてこしさむ こししてば つみ言ふいうつみらじと 科戸しなどかぜあめ八重雲やえぐもはなことごと あした御霧みぎり ゆうべ御霧みぎり 朝風あさかぜ夕風ゆうかぜ拂ふ事はろうことごと 大津辺おおつべ大船おおふね 舳解へとはな 艪解ともとはなちて大海原おおうなばらはなことごと 彼方おちかた繁木しげきもと焼鎌やきがま敏鎌以とがまもち掃ふ事はろうことごと のこつみらじと

祓へはらえ給ひたまいきよ給ふ事たもうこと 高山たかやますえ 短山ひきやますえより 佐久那太理さくなだり多岐たぎ 速川はやかわ瀬織津比売せおりつひめ云ふいうかみ 大海原おおうなばら持出もちいでなむ なば 荒潮あらしおしお八百道やほぢ八潮道やしほぢしお八百曾やおあい速開都比売はやあきつひめ云ふいうかみ 加加呑かかのみてむ 加加呑かかのみてば 気吹戸いぶきど気吹戸主いぶきどぬし言ふいうかみ 根国ねのくに 底国そこのくに気吹放いぶきはなちてむ 気吹放いぶきはなちてば 根国ねのくに 底国そこのくに速佐須良比売はやさすらひめ云ふいうかみ 佐須良比さすらい失ひうしないてむ 佐須良比さすらい失ひうしないてば つみ言ふいうつみらじと 祓へはらえ給ひたまいきよ給ふ事たもうこと あまかみ くにかみ 八百萬やほよろづ神等共かみたちともこしせともう

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